虹の橋のたもと
2009年 07月 19日
最近、虹を見ていなかったので、ちょっと嬉しかったな。
ニャーがあの虹の橋にいるのかな・・・・と思ったりして。
愛する動物達と別れても天国の手前に有ると言う「虹の橋」で
また再会して、一緒に虹の橋を渡り共に天国に行く・・・という内容の
『虹の橋』は、あまりにも有名だけど、今日は「虹の橋のたもと」
というもう1つの詩をご紹介します。
こちらは愛された事の無い動物達がやはり愛を知らなかった人と共に
「虹の橋」を一緒に渡るお話です。
~ 虹の橋のたもと ~
天国とこの世を結ぶ橋がある。
その橋は、様々な色合いから『虹の橋』と呼ばれている。
『虹の橋』の一歩手前には草地や丘、青々とした緑あふれる谷がある。
大切な動物達は、死ぬとその場所へ行くのです。
そこにはいつも食べ物と水があり、気候はいつも暖かいまるで春のようです。
歳をとって、からだが弱っていた者でも、ここへ来て若さを取り戻し、
からだが不自由になっていた者は、元どおりの健康な姿になる。
そして一日中いっしょになって遊んだりしている。
だが、橋のそばにはみんなと様子が異なるものもいるのです。
疲れ果て、飢え、苦しみ、誰にも愛されなかった動物たちです。
他の動物たちが一匹また一匹と、それぞれの特別なだれかと
いっしょに橋を渡っていくのをとても悲しげに眺めているのです。
彼らには特別なだれかなどいない。
生きている間、そんな人間は誰一人現れなかった。
しかし、ある日、動物たちが走ったり遊んだりしていると、
橋への道のかたわらに誰かが立っているのに気づくのです
彼はそこに繰り広げられている友の再会をものほしそうに眺めている。
生きている間、彼は動物と暮らしたことがなかった。
彼は疲れ果て、飢え、苦しみ、だれにも愛されなかったのです。
そんな彼がポツンと立っていると 、愛されたことがない動物が
どうして一人ぼっちなのだろうとそっと近づいてくのです。
すると、なんと不思議な事が・・・・・・・・・。
愛されたことがない動物と愛されたことがない人間が
互いに近づくにつれ、奇跡が起こるのです。
なぜなら、彼らは一緒になるべくして生まれたからだ。
この世では決してめぐりあえなかった特別なだれかと
大切な動物として。
今、やっと『虹の橋』のたもとで彼らの魂は出会い、
痛みや悲しみは消え、友はいっしょになるのです。
そして、いっしょに『虹の橋』をわたり、もう二度と別れる事は無いのです。
でも、なんか考えちゃったな
飼い主に保健所につれてかれた子は
誰にあうんだろうって
この世でつらい思いをした動物達も、あの世で
愛される事ができる・・・・少し人間本位な気もしますが
そう思いたいです。
そうでないと、誰からも省みられず保健所で亡くなった子が
あまりにもかわいそうですから・・・・。
どこに、どんな状況で生まれるか・・・で、まったく違う
人生になったりするのは、本当に不条理ですよね。
この世で愛を受けなかった子供や動物達が、あの世では
全ての不条理から解き放たれて、平穏にいられる・・・・と
思いたいです。